研究ノート

監査可能な証明探索のための新規Preprintを公開しました

SEERAVERSE Research Initiative(SRI)は、リーマン予想を題材に、長期的な証明探索をどのように監査可能な形で設計・継続するかを扱う新しいPreprintを、2026年10月2日にZenodoで公開しました。

公開したPreprint

SEERAVERSE RH Program: A Meta-Methodology for Auditable Proof Search Around the Riemann Hypothesis

本稿の主題は、リーマン予想そのものの証明を提示することではありません。長期間にわたる数学的探索において、検討済みの経路、失敗した分岐、未解決のボトルネック、次に検証すべき一手を追跡可能に保つための研究方法論を整理しています。

何を提案しているか

  • 研究全体を支える不変の「proof spine」と、現在のボトルネックを分離すること
  • 同値な言い換えを進歩と誤認せず、証明責務が実際に縮小したかを記録すること
  • 失敗した探索分岐を消去せず、再探索を防ぐ負の知識として保存すること
  • 定性的な数学、明示的な定数、機械支援による有限検証を区別すること
  • 最終段階を区間演算やKrawczyk法などで監査可能な有限ゲートへ圧縮すること

論文は日本語版と英語版を収録しています。古典的な数学的道具の新規性や、リーマン予想の解決を主張するものではありません。RHをケーススタディとして、他の長期的・高難度な研究課題にも再利用できる探索アーキテクチャを提示するPreprintです。

DOI:10.5281/zenodo.23101473